【2020最新】もう悩まないPKルール|少年サッカーの審判でも適用!

2019年5月にJFAから発表されたサッカー新ルール。

J1リーグでは、2019年8月2日より適用され私の関係する少年サッカーでもこの秋の大会から適用されています。

その中でも、今回は、PKのときの新ルールにも着目しながらPK時のよくある事象を図でまとめながら、確認していきたいと思います。

まずはPKルールの基本事項の確認

まずは、2019年9月時点でのペナルティキックのときの基本事項の確認です。

大きくは、次の4つが基本となります。他にもいろいろあると思いますが、少年サッカーの審判や、大人の草サッカーの審判をするにあたっては、この4項目くらいはしっかり押さえておきましょう。

・ペナルティキックを行う競技者は明らかに特定されなければならない。

・ボールは前方に蹴らなければならない。ボールが前方に動くのであればバックヒールも認められる。

・ボールが蹴られるとき、守備側チームのゴールキーパーは少なくとも片足の一部をゴールラインに触れさせているか、ゴールラインの上に位置させていなければならない。【これが新ルール】

・ボールは蹴られて明らかに動いたときインプレーとなる

以上の基本事項を踏まえた上で5つのパターンを見ていきます。

1.PKルール:インプレーになる前にキッカーの味方が侵入

<<キッカーの味方の攻撃側がペナルティエリア内にはいったら>>

⇒ゴールが入ったらやり直し。
⇒ゴールが入らなかったら、プレーを停止して間接フリーキックで再開

2.PKルール:ペナルティーキックが後方にけられたら

<<ペナルティーキックが後方に蹴られたら>>

⇒間接フリーキックで再開

3.PKルール:特定されたペナルティーキックの味方競技者がキックをしたら

<<特定されたペナルティーキックの味方競技者がキックをしたら>>

⇒特定されたペナルティーキックのキッカーではなく、別の味方競技者に蹴られたらプレーを止めて、間接フリーキックで再開。キッカーには警告をあたえる。

4.PKルール:キッカーが、助走を完了したあとにフェイントをしたら?

<<キッカーが、助走を完了したあとにフェイントをしたら?>>

ペナルティーキックのキッカーが、助走を完了した後、ボールを蹴るためにフェイントをした場合はその選手に警告をだして、ボールがゴールに入ったかどうかにかかわらず、プレーを停止して守備側の間接フリーキックで再開。

※なお、助走中のフェントは認められている。

5.PKルール:ゴールキーパーが、ゴールライン上から離れていてゴールした場合は?

<<ゴールキーパーが、ゴールライン上から離れていてゴールした場合は?>>

ゴールキーパーが違反していてもゴールに入った場合は得点が認められる。ゴールに入らなかった場合は、キックが再び行われる。なお、キーパーには警告が与えられる。

なお、競技規則には、

「ボールがけられるとき、守備側ゴールキーパーは、少なくとも片足の一部をゴールラインに触れさせているか、ゴールラインの上方、または後方に位置させておかなければならない。
ボールは、けられて明らかに動いたときインプレーとなる。」

とあるので、例えばゴールキーパーのかかとがあがって、ゴールラインから足が離れていたとしても、ゴールライン上に足がかかっていれば、違反ではありません。

なので、ゴールを蹴る瞬間に足が地面から離れたからといってPKのやりなおしをしないように気を付けましょう。

PKルール:その他競技規則にもある【まとめ】

そのほかに、2019/20年度版の競技規則のp124にもある要約を再確認しておきましょう。一部、図解友かぶりますが、復習の意味で見ておきましょう。

1.攻撃側競技者による侵入

ゴール⇒PKやり直し
ノーゴール⇒間接フリーキック

2.守備側競技者による侵入

ゴール⇒ゴール
ノーゴール⇒PKやり直し

3.ゴールキーパーによる反則

ゴール⇒ゴール
ノーゴール⇒PKやり直し+キーパーに警告

4.ボールが後方に蹴られた

ゴール⇒間接フリーキック
ノーゴール⇒間接フリーキック

5.不正なフェイント

ゴール⇒間接フリーキック+キッカーに警告
ノーゴール⇒間接フリーキック+キッカーに警告

6.特定されていないキッカー

ゴール⇒間接フリーキック+特定されていないキッカーに警告
ノーゴール⇒間接フリーキック+特定されていないキッカーに警告

7.ゴールキーパー及びキッカーが同時に反則

ゴール⇒間接フリーキック+キッカーに警告
ノーゴール⇒PKやり直し+キッカーとゴールキーパーに警告

※最後に主審と副審の位置

最後に主審と副審にペナルティキック時の位置取りを確認しておきましょう。

副審の位置が、試合中と試合後のPKの場合で違ってくるのが注意点です。

※試合中のペナルティキック時の位置取り

※試合後のペナルティキック時の位置取り

あと、忘れてならないのが、

・PKの行う場所
・PLのける順番

この2つです。
基本的には、コントスで決めてください。

PKの行う場所は以前日本代表の試合で足場が悪くて反対側に途中から変更した試合もありました。この試合では変更したあと、日本側に流れがきて勝利しました。

このようにどちらの場所でけるのか?というのも実は重要です。プロの試合を見ていたらよくわかると思います。

また、PKのける順番も重要です。統計的に先行有利という話もありますが、選手たちの精神的なレベルにも左右されるかもしれません。いずれにしても、例えばコインを忘れてじゃんけんで決める、などとしてしまうとクレームがくることもありますから、コインは忘れないようにしましょう。

ちなみに、専用のコインを忘れてしまっても、100円玉等使えば問題ありません。

以上のことは覚えておきましょう。

では以上を参考に週末の審判業務、頑張ってください。

いかがでしたか?

今回は、サッカーの審判をやるときに迷いがちなPKに関するまとめでした。

正しい知識は子供のために持っておきたいものです。

さて、ルールもそうですが、子供を指導するためにもいろいろな知識は持っておきたいものです。

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