⚫︎黒田監督の言語化がすごいと読み、言語化に関する本を10冊読んでみた①

言語化がうまいという黒田監督

町田ゼルビアの監督の黒田監督の言語化がすごいと言うのを聞いた。黒田監督というのは元々は青森山田高校で先生をしていた方ですがよくよくその記事を読むとコロナ監督というのは高校生の頃に先生がもっとこう言ってくれたら分かりやすいのになあとか思った経験があってそのことを反面教師に自分は言語化することにこだわったようです。

実は、過去に同じようなことを私自身が感じる経験したことがあります。

1回目は筑波大出身の高校サッカーの先生。

2回目は同じく筑波大出身の本など出版されている方。

いずれの方と会った時も優れた指導者は言語化能力に優れていると感じ、今までモヤモヤしていたことを言葉でわかりやすく、スルッと話してくれるので、子供にもわかりやすかったと感じたことを覚えています。

一人目の高校のサッカーの先生は子供たちと4対1をやった時にとてもいいタイミングで子供たちを褒めるんですね。ただ褒めるのではなく具体的にやったことを取り出して、表現して一つ一つ丁寧に褒めるんですその褒め方にとても感動して、その後私も真似するようになりました。

二人目の方の時はボールを止めることに対する言語化です。おそらく10人中9人ほどの方がボールを止めると言ってもそんなことできるとみんなが思ってると思います。そのことがそうではないということに気づかせてくれたのが2人目の方です。

特に子供を持つような大人のことは多くの人がボールを止める練習をしますと言っても大抵の方はそんなことできると思って今気もしませんだけど、この方は違いました。なるほどだから正確にボールを止めるということが重要なんだということを大人である私にも分かりやすく腹落ちするような言葉の使い方で納得させてくれました。この方と会った以降はボールを止めることにこだわり自分でもその効果をかなり感じました。

ということで、今回、黒田監督の記事をネットで読み久しぶりに言語化の話を思い出したので、この機会に10冊Kindle Unlimitedを使って読んでみました。

1 .すごい言語術~言葉は努力で上手くなる、を読んで

この本は、非常に簡単に読みやすくまとめられています。キンドルアンリミテッドで読めますので、入会されている方はぜひ読んでみてください。

この本で1番有用だと思ったのは

「数多くの言葉を集める」

と言うこと。と言うのは前にも書きましたが私がすごいと思ったのはかなりの確率で教育学部を出た人なんですね。

つまり、私が言語化に優れていると感じた方々は、学校の先生として鍛えられた人が多いのです。

よくよく考えてみると学校の先生と言うのはいろいろな言葉を子供と話すことで得ているのではないかと言うことです。学校の子供というのは多様な背景を持つ子供がいてその結果多様な言葉を話しますそのことがこの先生に刺激を与え色々な言葉を習得して感じます。

 

2.すごい言語術~言葉は努力で上手くなる:ポエムを読む

ポエムなどを読むのも言葉を集めるのにいいと言うことを言っているのですが、これをサッカーに置き換えるといろいろなコーチの話を聞くということがこれにあたるのかなあと思います。

学校の先生は色々な子供と話すことで言葉を集めていると言いましたがてんサッカーに携わる人はいろんなコーチの話を聞くことでサッカーに関する言葉を集めることができます。

またそれ以外ではサッカーの番組などを見て解説する方の話を聞いて言葉を集めることも可能です。何かゴールシーンがあった時に一言で言うとどういうことかっていうのを自分で考えてみてそれをテレビの解説の人はどのように表現してるかなどをチェックするとより言葉が増えていくと思います。

 

3.すごい言語術~言葉は努力で上手くなる:一言でまとめる

Twitterのトレンドになっているワードについて自分の意見をツイートすると言う話もあったのですが、これについてはサッカーの言語能力を鍛えるということに注目するのであれば、良いサッカーのプレイがあった後にそれについて一言で述べてみると言う訓練が考えられます。

子供であれば友達にどのようなプレイがあってどんなところが良かったかというのを説明する訓練をしてみるのも良いかもしれません。

ちなみに将来海外で活躍することを目指したいと言うような子供さんを持つ場合はそうしたプレーについて英語で言うとどうなるかなどを考えさせると英語の力もついていきます。