左足ミドルシュートを学ぶ【動画】:横浜マリノス 10番中村俊輔選手
■左足シュート
今回注目したのは、
いまとなっては、元、横浜マリノス10番の
中村俊輔選手の左足ミドルシュートです。
注目点は、2点あります。
1,シュートのタイミング
2,相手DFの位置
以上2点です。
■注目すべきポイント動画
まずは、動画をみてみましょう。
一つ目のポイントは、
シュートのタイミング。
動画において、はじめに横浜マリノス中村俊輔選手がタッチしたのは、
ペナルティエリアのかなり外なのですが、
トラップのときには、もうシュートが選択肢の中で80%以上という
感じでプレーをしています。
子供たちにもいいますが、ペナルティエリアの外は、
GKも用意していないことが多いので、
キック力と、精度があれば、MFの位置からどんどん、
チャンスがあればシュートをうつ心構えが必要です。
さぁ、さっそく動画をみてみましょう。
見てほしいのは、最初の0秒からはじまる
1プレー目です。
一つ目のポイントとして、シュートのタイミングが重要、ということで、
はやめに打つのは、GKが用意していないからいいと
ポイントをあげました。
もうひとつのポイントとして、DFの位置があげられます。
下記の一連の写真をみてください。
まずは、MFの中村選手が左足でトラップします。
次の瞬間です。
相手DFが4人。そして、味方選手が1人。
合計5人の選手がGKとのあいだに並んでいるのがわかります。
ここで何がおこるかとういうと、
次の写真です。
横浜マリノスの中村俊輔選手が、左足のトラップから、
シュート体勢にはいるところがみてとれますが、
GKはまったく用意ができていません。
これは、GKと横浜マリノス中村俊輔選手とのあいだに、
DFがたくさんいたために、GKから、中村選手の
シュートをする体勢がみれなかったのです!!
次の場面からも、GKがシュート体勢にきづいていないことが、
みてとれます。
横浜マリノス、10番、中村俊輔選手がシュート直前
の場面をみても、まだ、キーパーはほぼ、棒立ちです。
次のシュートが蹴られた直後に
やっと、GKが足をひらき、シュートに反応する体勢となりました。
しかし、このタイミングではシュートに反応するには遅かったのです。
動画をとおしてみるとわかるのですが、
GKはあきらかに、中村俊輔選手の左足シュートに対して
反応がおくれています。
DFを盾にしてシュートを打つという考えが、
元フロンターレ監督、風間八宏氏のDVDでも紹介されていますが、
まさに、そういった場面でした。
<参考>
風間八宏 FOOTBALL CLINIC Vol.4「シュート」 [DVD]
■左足ボレーシュートのまとめ
今回の元、横浜マリノス中村俊輔選手の左足ミドルシュートで
学びたかったのは、次の2点でした。
1,シュートのタイミング
2,DFの位置
そして 今回の子供サッカー.com ポイント は、
『自分の得意な体勢にもちこむ』
ということです。
今回の横浜マリノス10番の中村俊輔選手といえば、
フリーキックの名手です。
しかも、左足といえば、
世界的にも通用する、フリーキッカーです。
ふりかえって、今回の
ワントラップ目の直後の場面をみてみましょう。
下記がその場面です。
完全に、ワントラップ目で、
自分の最も得意な、左斜め45度の、
フリーキックと同じ場面としています。
ボールもはずませていないので、
まさに、フリーキックと同じ場面です。
この状態では、あとはただ、
練習どおりにけるだけだったのだとおもいます。
『自分の得意な体勢にもちこむ』
これが、今回の子供サッカー.comポイントでした!!