右足ボレーシュートを学ぶ【動画】:高校選手権 青森山田 2点目8番嵯峨選手
先日の高校選手権では青森山田高校が優勝しました。
決勝は結果的には、5-0と差がついてしまいましたが、
前半終了間際の青森山田高校 8番嵯峨選手の1点がおおきかったようにおもいます。
実際、前橋育英高校のビッグチャンスの直後だっただけに、
よけい、前橋育英の選手にはこたえた2点目だったとおもいます。
さて、今日はその2点目の右足ボレーシュートに注目します。
■右足ボレーシュート
今回注目したのは、
高校選手権の決勝、青森山田高校 対 前橋育英での
青森山田高校の前半終了間際の2点目です。
注目点は、2点あります。
それは、
1,ボレーシュートの際の軸足
2,ボレーシュートのタイミングです。
■注目すべきポイント動画
今回の動画の
ポイントの一つ目の『ボレーシュートの軸足』に関しては、
ボールと足のインパクトの角度を重要視しているので、自然に軸足は
とばしています。
こういうときに、軸足を踏ん張って教科書どおりに
ボレーシュートをしようとすると、たいてい、はるかバーより上をいったり、
ゴールマウスからは程遠いところにいってしまいます。
ポイントの二つ目の『ボレーシュートのタイミング』ですが、
3つ目のバウンドの跳ね上がりのタイミングで
ハーフボレーシュートぎみにシュートをうっています。
○1バウンド目
○2バウンド目
一般的な感覚でいくと、
次の3バウンド目で、跳ね上がってきて頂点もしくは、おちてくるタイミングで
シュートをうつようにおもいます。
ところが、次の3バウンド目の跳ね上がりのタイミングで
シュートをうっています。
しかも、キーパーの死界をねらって、
DFの股のほうこうに、シュートをうっています。
やはり、DFがついてきたときの
シュートコースはDFをたてにして、
シュートを打つというのが、確率的にはゴールの高いシュートとなります。
さて、今回の動画をみてみましょう。
7分51秒付近からです。
■左足ボレーシュートのまとめ
さて今回のポイントは、
1,ボレーシュートの際の軸足
2,ボレーシュートのタイミングです。
の2つでした。
そして、今回の 『 子供サッカー.comポイント 』 は
シュート間際の出す矢印の方向、
つまり、相手選手に対して自分の意図するシュート方向を隠すということです。
下記の写真をみてください。
青森山田高校の8番 嵯峨選手がシュートを打つ寸前をみると
むかって右上の方向に矢印が出ているように思えます。
そして、次の瞬間です。
前橋育英のGKの左腕がいっしゅんあがります。
DFも、右上のコースを読んでいたかのように
ジャンプしています。
しかし、ボールは、左隅へとけられます。
GKの反応が、左腕を一瞬上げたタイミング分、
遅れました。
これが、今回の『 子供サッカー.comポイント 』です。
相手選手にいかに自分の意図を隠すか。
そして、あざむけるか。それが、重要です。
今回の高校サッカーをみていても、
それがとても感じられました。