【頭を鍛える!】バルサFW シュートまでの動き方・駆け引き戦術
【頭を鍛える!】バルサFW シュートまでの動き方・駆け引き戦術
■FWの動き方・駆け引き戦術
今回注目したのは、
バルサの試合での左センタリングからに対応した、
17番、パコ・アルカセルのFWとしての動き方・駆け引き戦術です。
やっている戦術は、よくいわれる基本的なことですが、
世界のトップレベルでのスピード感とタイミングは
とても参考になります。
さて、そのなかでも、
注目すべき動き方と駆け引きにはポイントが2点あります。
1. 相手DFをあざむくための矢印の強さ
2. シュートのコース
以上2点です。
■注目すべきポイント動画
先日のバルサの試合の得点シーンを確認しながら、
FW パコ・アルカセルの動き方・駆け引きに注目したいと思います。
1.はじめはゆっくりと、味方のトラップ・ドリブルの状況を
うかがっています。じつは、相手DFが見やすい位置にいることも
相手DFをつるために、意図的におこなっているかもしれません。
2.味方がサイドアタックで抜け出した瞬間、
一気に、左斜め前のかなり強い矢印をだしながら、前方にダッシュをします。
この強い矢印はバルサの17番パコ・アルカセルの猛烈なダッシュにより
うみだされています。
3.相手DFがみごとに前方につられたのを見て
すっと、左サイドにひらきます。
はじめの矢印が強烈だっただけに相手DFは、まだ
FWの選手がひらいたことに気づいていません。
4.マイナスのセンタリングが上がった瞬間に、
相手DFが自分のマークしていた相手がはなれたところにいて
フリーでいることに気づき、必死に反転しますが、
時すでにおそしとなっています。
4.相手にあたられることなく、
フリーな状態で、シュートをうつことにバルサの17番、
FWパコ・アルカセルは成功しています。
また、ここでは、さらに、相手DFが、キーパーとのあいだに入り
キーパーから見づらい状況をつくりだしています。
こういう状態では、
おちついて、ひくい弾道のシュートをうつと、
DFの上げた足の下をとおり
ゴールになることが多いのですが、
今回もそのようなセオリー通りの
ゴールとなっています。
5.やはり、キーパーは、
シュートの瞬間がみえてなかったと思われます。
一瞬、反応がおくれて、バルサの17番、
パコ・アルカセルのゴールが決まりました。
■左足ボレーシュートのまとめ
さあ、一連の動きをシュートまで見てみましょう。
次の動画の1点目です。
50秒付近からみてください。
ポイントは2つ。
1. 相手DFをあざむくための矢印の強さ
2. シュートのコース