先日小学校1年生ではありますが、県内でも有数の強豪チームとの試合がありました。
もちろん、1年生ですから、それほどボールタッチに差はないのですが、やはり差があるのが『身のこなし』『反応の良さ』といった、いわゆる運動神経といわれる部分の差をとても感じました。
よく考えたら、サッカーってボールをさわっている時間は短く、ほとんどの時間がボールが動いたことによってポジション修正したり、相手の動きに合わせてついていったりといった動きがほとんどです。
そう考えると、とくに小学生では、ボールを使ったトレーニングと同じくらい、あらゆる動きの練習をすることが重要だということが、あらためてわかります。そして、子供のうちはいろいろな遊びをやったほうがいいといいますが、それは本当にその通りだと感じます。
たぶん、上手な子供はボールタッチに差はありません。(最近の子供はそれほどうまくなっています。)ならば、ほかの子供がやらない、身のこなしや反応の良さの向上にはげんでもいいのでは?というのが私の意見です。
子供のサッカーにつきあっていると、サッカーの練習ってボールをあつかう足の練習のサッカー練習ばかりでいいのだろうか? と思っていませんか?
わたしは感じています。そこで今回おすすめするのが、7つのサッカーにつながるコーディネーショントレーニングです。
今日は、コーディネーショントレーニングの動画で、バレーがらみの動画なのですが、とても参考になるので、その動画とあわせてコーディネーショントレーニングを説明していきます
■なぜ、子供のサッカーにコーディネーション
トレーニングが必要なのか?
小学生のうちって、
本来いろいろなことをやって
多種多様な能力をつちかったほうが
サッカーが上手くなるように思います。
しかし、Jリーグも25年がたち、
かなり、上手くなるための
練習方法なども
小学生レベルでも、
洗練されてきたので
ある意味贅沢な考えかもしれません。
でも、昔より上手くなる子供は
まちがいなく多いですが、
本当に、これで日本のサッカーが
強くなっていくのでしょうか。
やはり、総合的な力が
必要だと思いますし、
セレクションや、ふだんのレギュラー争いで
勝ち残っていく子供は、
うまいだけではなく、
なにか特徴をもっています。
自分が関わる子供も
こうした、【何かをもった】
サッカープレーヤーになってほしいとおもいます。
だからこそ、サッカーが
上手くなるためには、
総合的な能力を鍛える
コーディネーショントレーニングが
必要なのです!!
■1.落下点に入る練習
まずは、サッカーボールの落下点に
はいる練習です。
いわゆる空間認知という
能力を磨く練習です。
いまの40代より上の世代だと
大体の人が、野球もやっていたので、
キャッチボールやノックをやっていました。
ところが、今の子供達は、
サッカーオンリーといったところが
多いので、キャッチボールをやりません。
さらに、ノックなんて、
なおさらやったことありません。
なので、わたしがおすすめするのは、
20mくらいの距離をとって、
山なりに、キャッチボールを
することです。
はじめは、野球ボールでは、
難しいかもしれないので、
リフティングボールのような
すこし大きめのボールでも
かまいません。
楽しみながらやってみましょう。
きっと、ボールの落下点に入る
コツが、つかめるはずです。
こどものうちにやっておけば、
高校生くらいから、
ヘディング練習をやったとしても、
落下地点にはいる能力はあるので、
十分、ヘディングは得意になれます。
わたしがそうでしたので。。。(笑)
さて、ボールをつかった
空間認知の練習としては、
次の動画も参考になります。
間接視野にも触れている練習なので
サッカーにはもってこいでしょう。
■2.正確に蹴る練習
つぎは、【正確に】蹴る練習です。
上手くなるために
蹴る練習は、日頃から
やっていると思いますが、
【正確に】蹴る練習って
いがいにできていません。
これは、どちらかというと
意識の問題なのですが、
これは子供だけにまかせていると
なかなか、意識できません。
わたしが、
サッカーが上手くなるために
おすすめするのは、
壁当てキックをするのですが、
10cmくらいの◯目印を
チョークなどでつけて、
そこに当てる練習をするのです。
ふだんの練習では、
味方がボールをうけてくれるので、
思ったボールの軌道から
10cmくらいずれても、
全く問題ないはずです。
ところが、
10cmくらいの的をつくって
あてようとすると、
意外にど真ん中に当たらないのです。
こうした正確にキックすることが、
『いがいと、できない!!』ということを
子供に気づかせることが、
親の役目、コーチの役目です。
そこを大事にすることに
きづいた子供は、
きっと、高校、大学と
段階があがって、スピードがあがったときに、
かならずその技術が活かせます。
10cm、、、もっといえば、
1cmのこだわりをもって、
壁当てキックを練習させましょう。
正確に足でコントロールするという
練習としては、
リフティングもあげられます。
次の動画を参考にしてください。
■3.ショートダッシュ
さて、次の
子供サッカー用コーディネーション
トレーニングは、ショートダッシュです。
これは、多くのチームで取り入れられているので、
それほど、個人で練習する必要はないと思いますが、
重要なトレーニングです。
コーチの笛や、
手を叩く音で、ダッシュします。
笛の音や、手の叩くおとに
反応して、ダッシュするのです。
できれば、
親の役目、コーチの役目としては、
音に集中させて、
ダラダラと、
スタートダッシュさせないことが重要です。
ともすると、
ダラダラと、
ダッシュを繰り返す子供も
でてきがちなので、
そこは、集中して、
音に反応するということに
子どもたちの意識を向けさせるといいと思います。
笛のかわりに、
ボールをつかったダッシュもできます。
次の動画が参考になります。
これなら、
サッカーボールでもできますね。
上手くなるために、
ダッシュなんて必要ないと
思っていた時期もありましたが、
スポーツって、
色々な動きの
総合的な運動です。
ですから、あらゆることが、
サッカーが上手くなるために
役立つのです。
■4.鬼ごっこ
次に紹介する子供達に教えたい
コーディネーショントレーニングですが、
【鬼ごっこ】です。
しかも、ドリブル鬼ごっこなども
いいのですが、わたしがとりいれてほしいのは、
単純な鬼ごっこです。
ウォーミングアップで、
ドリブル鬼ごっこなどは
取り入れることもあると思いますが、
子供たちの技術では、
逃げる方の練習が
甘くなってしまいます。
なので、全力で、
あらゆる動きをしなければ、
鬼から逃げられない状況を
つくりだし、対人での
動きを子供のうちに
マスターしてほしいのです。
サッカーに関係する
練習ばかりしていると、
本来子供のうちに鍛えられるべき
いろいろな部分の筋肉・神経が
鍛えられないといったことがでてきます。
そうしたことが
おきないためにも、
あえて、サッカーボールなしの
鬼ごっこもたまに
トレーニングに入れてほしいと
思います。
範囲を
センターサークル、
ゴールエリア、ペナルティーエリア、
と変えるだけで、
そこで、逃げるための必要な
能力も変わってきますので、
ぜひ、試してみてほしいと思います。
応用編で、次の動画のように、
ボールをあてるといった、練習もいいと思います。
ギリギリのところで、
ボールをかわすことが、
運動能力をあげることになります。
■5.柔道受け身
さて、つぎは、受け身です。
それも、ころんだときに、
『くるりん!』という感じで
かろやかに、柔道の受け身が
できるようになってほしいのです。
これも、以前であれば、
地域の合気道や、柔道といった
練習会のようなものに、
小学生でも、気軽に参加して
触れる機会があったのですが、
現在では、すくなくとも
サッカー熱心な子供は、
柔道にたずさわることなど、
ほとんどありません。
なので、ぜひとも、
受け身を小学生のうちに
体験させてほしいのです。
ケガがすくなくなるといった
目的もありますが、
からだを無駄なくスムーズにうごかす
練習ともなりますので、
ぜひ、練習してほしいものです。
受け身は次の動画が
参考になります。
子供はみせれば、
勝手におぼえます。(笑)
あっという間に、
上手くなるので、ぜひ見せてください!!
■6.ダンササイズ
つぎは、ダンササイズです。
これは、もともと、ダイエットのために、
音楽にあわせて、おどるというのが、
主旨でつくられたものすが、
音楽にあわせて、決まった振り付けを
踊るトレーニングです。
<<参考動画>>
音楽にあわせて、うまく、
体を動かすということが
重要なのです。
たまに、いますよね。
音楽にまったくあわせることが
できない人って。
それって、能力もあるとは思いますが、
小さい頃から、ダンスに触れていれば、
そこまで、ダンスできないってことは
ないと思います。
ダンスをする人って、
すごい軽やかにからだを
自由自在に音楽にあわせて
動かしますよね。
実は、これ、
『思い通りにうまく、からだを動かす』
練習でもあるのです。
みんな、自分では、
ダンスをキレイに踊っていると
おもっています。
ぜひ、動画をとって、
みせてあげましょう。
自分がおもっているほど、
自分のおもうように、からだは
動いていないのです。
自分の思い通りに
からだを動かせるようになることが、
子供のうちは特に重要なのです。
さて、ダンササイズの動画DVDが
ない場合には、次の動画のように、
なわとびで、リズム感を
鍛える練習もあります。
参考にしてください。
■7.ジグザグダッシュ
最後は、よくある
ジグザグダッシュです。
コーンや、マーカーをおいて
ダッシュしましょう。
サッカーをやっている子供であれば、
ドリブルでジグザグドリブルなどは
頻繁にやると思います。
でも、わたしが
コーディネーショントレーニングの
ひとつとしてやってほしいのは、
すこし高めのコーンを
用意して、からだが
コーンに触れないように、
全力ダッシュをしてほしいのです。
全力ダッシュで、
ジグザグに走ると
当然、からだがゆれて、
不安定になります。
そこをしっかりと
ふんばって、カラーコーンに
触れないようにすることで、
自分の体をギリギリのところで、
調整する能力が高まるのです。
それには、
ボールをもったドリブル練習だけでなく、
ボールなしで、全力ダッシュする練習も
必要なのです。
■コーディネーションまとめ
さて、子供のサッカー能力を高めるために、
コーディネーショントレーニングとして
7つのトレーニングを紹介しました。
どれも、みなさん
やったことはあると思います。
でも、多くの子供が、
それほど、こうしたトレーニングには
はげんでいません。
子供って、
ほんとーーに、成長しますから、
1週間に1度でもいいので、
こうしたコーディネーショントレーニングを
おこなって、鍛えない能力が
でてこないように、親や
コーチの立場としては、
注意したいものです。
こうしたトレーニングをおこなってから、
たとえば、元日本代表の城選手のDVDなどを
みて、練習すると、身になるものとなると思います。
基本能力がかけていては、
なかなか、思うようになりません。
↓↓ コーディネーショントレーニングは完璧だから城選手のDVDにチャレンジする? ↓↓
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