【サッカーU10練習メニュー】小学生用のいろいろな動き方・受け方メモ
一日でいろいろなことをやる日があってもいい。
サッカーはいろいろなことの複合スポーツである。
ということで、サッカーU10練習トレーニングメモに続き今回は【動き方・受け方】に絞ります。動き方や受け方もたくさんあって、ひとつだけができるよりいろいろなことができたほうがいいです。
そのうえで人より得意なものを伸ばす。この考え方は動き方・受け方に関しても変わりません。サッカーってボールの持ち手の立場でかんがえると、ちょうどいいタイミングで顔を出す選手にはとてもパスを出しやすいですし、イメージがあった走り方をした選手にはパスを出しやすいものです。
そこで今回の【動き方・受け方】の記事になるわけです。【サッカーU10練習メニュー】としては、徐々にU8年代に比べると、いろいろやったほうがいいという私の考え方があるので、今回は基礎的なボールトレーニングとは違った【動き方・受け方】に絞ってメモをここにまとめておきます。
今回のサッカー練習のポイント
★1.【サッカーU10 動き方・受け方メニュー】基本の考え方
ボールのもらい方。
一言でいうととても簡単なのですが、日々の練習の中でいかに試合中の動き方をイメージするかが重要です。3対1のグリッド練習や5対2のグリッド練習などは方向性が定まっていません。
なので、子供は単なるボール回しゲームにしてしまいがちです。なので小さいうちはそもそものボール扱いの技術をたかめるためにグリッドでパス回しの練習も重要ですが、1日のうち1回は必ず方向性を持たせた練習を入れたいものです。
なぜなら、方向性があって初めて、『どう動くか?』『どう受けるか?』が変わってくるからです。このようなことを子供に行っても難しくなるので単純によく言われるように、練習の最後は必ずゲームで終わるようにすればよいかと思います。
とにかく、練習を練習のための練習としないために、練習で動くときに、実際の試合でのタイミングのイメージすることが必要です。また、試合中はともかく、練習中は実際の試合のときと同じく、
試合の強度となるように敵をつける
パスは実践でつかえるはやさ
ゴールが最終目的だということをわすれない
といったことを繰り返し確認することが重要です。そして、動き方、受け方の中で重要なポイントは、
- 【どこでもらうのか?】
- 【いつ、もらうのか?】
- 【パスの出し手は出せるのか見てるか?】
以上の3点を確認することが必要です。少し詳しく書くと、
1.持ち手との距離感
ゆっくりはしりながら、距離感をあわせる
ゆっくりと歩きながら、味方の位置を確認しておく
もっといえば、ゆっくりしながら、相手の位置も確認しておく
2.味方が出せるタイミングで動き出す
動き出すことで出してに合図をおくる
動き出しは相手の技量にもあわせる
はやすぎると、味方が焦る
だから、言葉は悪いがチーム内に技量が劣る選手がいるとチーム全体のスピード感も落ちてしまいます。
だからこそ、町クラブではとくに、全体のレベルアップということを意識したいものです。
3.味方のボールの持ち方をみてどこに動くか考える
味方がまったくパスを出せる状況にない、もしくはボールコントロールを誤って出せなくなった、
試合中はいろいろなことが起きます。
それこそプロの試合ではないので、失敗は星の数ほどでてきます。
だからこそ、味方の状況を確認していくことは重要ですし、味方がボールコントロールに失敗したら動きなおす、という選択肢も必要になってくるのです。。
★2.【サッカーU10 動き方・受け方メニュー】どこにとめる?
さて、今度はパスがでたとして自分のところにボールがきたところで選択肢があります。
それが『どこにとめるか?』というところ。
簡単にいえば、前、体の下、後ろ、の3つがあります。そして、体の向きの状況でゴールに向かっているか、横を向いているか、後ろを向いている状態かの3通りが出てきます。
難しいことをいってもわからないのでこれは動画で確認していきましょう。
★3.【サッカーU10 動き方・受け方メニュー】パサーが注意すべきこと
パサーが1点だけをみてそのパスをだしたとしたら、上のレベルでは必ずインターセプトされます。どんなに味方がいい動き方をしていたとしても、パサーのボールの持ち方でその動きが無駄になることもあります。
今回はパサーの注意すべきことを確認します。
パサーの注意すべきことは最低でも2つの選択肢を持つということです。それはパスコースが2つでもいいですし、パスとドリブルという選択肢でもいいですし、シュートとパスという選択肢でもいいです。
この2つの選択肢を持つということは重要で、これにより相手ディフェンダーがインターセプトをする確率がぐっと減ります。詳しく言うと、
1.最低2つの選択肢をもつ
2.2つのうち、1つを選択すると相手ディフェンダーが何らかの動きをする。
3.この逆をつく
サッカーは究極的にはこれに尽きると思うのですが、こうした考え方を小さいころから身につけておけば大きくなっても応用が利くと思います。この考え方は自分よりまさる身体能力を持つ相手にはとても有効です。
私自身が身体能力にいわせたディフェンスをしていたことがありますが、まさに上のレベルにいくとほぼ全員といっていいほど2つの選択肢をもっていて、簡単にはインターセプトができなくなりました。自分より足の速い相手や体格に勝る相手には逆をつくということが最適です。
ぜひ、この脳をU10世代のうちに身に着けてほしいものです。
★4.【サッカーU10 動き方・受け方メニュー】動画編
今後まとめていきます。
■自分のチームの子供たち、そして自分の子供の疲労回復が心配な親御さんはこちらも参考にしてみてください。
==> 【疲労回復法】 小学生のサッカー選手が効果的に疲労を回復するための7つの方法