【サッカー オフザボール 教え方】小学生に簡単に教えるために役立つ3つのポイント | 【子供サッカー.com】プレーを変えた先に上達がある

【サッカー オフザボール 教え方】小学生に簡単に教えるために役立つ3つのポイント

【20】オフザボール

先週、自分のチームの試合で感じたことがあります。それは大人でもパスをもらうために全力ではしりがちだということ。

オフザボールで重要なのは良いタイミングでもらうこと、走り出すこと。なんでもかんでも100%ダッシュではしっていれば、頑張っているように見えますが、皆さんの目的は監督にみとめられるために頑張っているところを見せることではないはずです。

目的は、よいタイミングでボールをうけて、シュートを打つのか、効果的なパスをそのあとするのか。。。といったところだと思います。そのための考え方を本日はまとめていきます。

サッカーオフザボールを簡単に伝える教え方

さて、子供たちに正解をいってもいい指導にはなりません。次の言葉で問いかけましょう。これは仕事などとも一緒です。疑問を投げかけると相手は考えて、自分なりの答えをだしてきます。そして自分の考えのもと行動して何か結果を得ます。

その結果は、自分の思考のもとに決断した行動の結果なので子供たちも身をもって反省できます。これがいいのです。だからこそ、押しつけの指導ではなく、次の言葉で子供たちに考えさせていきたいものです。

  • 「いつ」動き出す?
  • 「どこ」でボールをもらう?
  • 「どのように」ボールを受ける?

詳しく説明していきます。

オフザボール:「いつ」動き出す?

小学生だとよくあるのがいつでも全力で走ってしまう例。

お父さんお母さんも

「走れ~」

って応援してしまうのでつい、子供も「全力で走る」ことがいいことだと勘違いしてしまいます。

でもわれらがイニエスタを見ると少なくとも全力で走っているのをみることはほとんどないといっても過言ではありません。

イニエスタは中盤の選手なので「全力で走る」ことがあまり必要とされていないこともありますが、

「いいタイミング」で敵をはずしてもしくは、
「いいタイミング」でスペースに顔をだす

ことが重要です。下記の事例のようにがむしゃらに走っていると簡単にオフサイドなどにもなってしまいます。

サッカー オフザボール 教え方を表す

「味方の状況をみてけれるタイミングで動き出す」

ことをしっかりと伝えましょう。言い換えれば

「味方の選手の状況をみてサポートする」

ということです。

サッカー オフザボール 教え方を表す

何も考えずに走るということは正解でないということをしっかり子供たちに伝えたいものです。

オフザボール:「どこ」でボールをもらう?

サッカーのオフザボールにおいて

「どこ」でボールをもらうのかも重要です。

例えば、相手から7M、離れた場所でボールを受けることができれば相手が寄せてくるまでに約1秒の余裕があるので余裕をもってボールをさばけます。

ところが、2Mの距離しかないところでは、正確なボールコントロールと素早い判断が必要となります。

「相手と距離」は意識するだけで確保可能です。上記の例でも裏をとるために相手DFの裏へ行こうとしていますが、相手がついてきた場合仮にボールを受けたとしても相手との距離がかなり近い状態です。

ここで、相手が後ろへ下がったことを利用して、戻ってくることで相手との距離が7M程度確保が可能となります。そうすると余裕をもってサイドでボールを受けることが可能となります。

サッカー オフザボール 教え方を表す

「がむしゃらに走って相手に近づいている」選手はいませんか?

リスクを冒すべきゴール前は別ですが、中盤であれば相手と距離を考えることも重要です。

相手との「距離」も踏まえた「どこ?」で受けるのかも意識づけするよう声掛けしましょう。

「相手がついてきたら判断を変えればいい」

上記のような形でサイドでボールを受けることができれば、サイドで新たな起点を作ることが可能となり、また相手が右サイドに寄せてきたら再度サイドチェンジをしてオープンスペースから攻めるということも可能となります。

オフザボール:「どのように」ボールを受ける?

これは、言葉でいうとむずかしいのですが、直線的に走ってボールを受けようとするとボールをだす味方は「点」であわせる技術が必要となります。

だけど、膨らんでボールをうけるとボールを出す味方は、「スペース」を狙ってボールをだせるようになり、多少パスがずれても大丈夫な状況となります。膨らむことで時間ができるので上記の例でいくとオフサイドも避けることが可能です。

サッカー オフザボール 教え方を表す

また、この「膨らんでボールを受ける」動きは「ウェーブの動き」ともいう方がいるようですが、いずれにしてもこの動きで味方はパスを出しやすくなり、なおかつ実は受ける際の視野を確保しやすくなるので、その意味でもオフサイドにもかかりにくくなります。

オフザボールの基本の動きで「オーバーラップ」という動きがありますが、まさに広義の意味で「膨らんでボールを受ける」ことと同じです。

オフザボールも文字で書くと難しく思えますが、ひととおり学んだあとはいいプレーをたくさんみることがおすすめです。

「技術力アップ 3年 オフザボール 3時間」

それくらい、技術アップよりもオフザボールはあなたのプレーを変える可能性があります。

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