今回のサッカー練習のポイント
オープンスキルを学んで試合で活躍するためのサッカーのドリブル練習方法
サッカーのドリブル練習には、
クローズドスキルとオープンスキルの
2種類があることを前回学びました。
そして、クローズドスキルだけでなく、
オープンスキルも磨かないと、
試合で活躍できないことも学びました。
今回は、ドリブル練習において、オープンスキルを学ぶために
どんなことに着目したらよいのかをまとめたいとおもいます。
1,こんな場面をドリブル突破で活躍したい
市の大会の決勝戦。
相手はいままで一度も勝ったことのない相手。
点差は、0-0と均衡状態。
しかし、この半年間、
ドリブル練習は磨いてきた。
もちろん、半年前に、学んだ
オープンスキルとクローズドスキルを意識して。。。
後半、残り1分。
ボールが、自分のところにこぼれてきた。
目の前には、相手DFが1枚。
やや右サイドぎみ。
場所は、ペナルティエリアまであと10m程度。
相手DFは疲れている。
そして、自分はこの試合中、
相手にたいして、スピード感満載の
縦への突破を3回みせている。
さて、この場面で、
どういった、ドリブルのコースどりをするか???
2,オープンスキルドリブル練習で着目すべきこと
さて、上記の様な場面では、
すでに、オープンスキルの生かされる場面となっています。
ドリブルで、オープンスキルとは
一体どんなことに注意すればよいのでしょうか。
・ドリブルで攻めるときの相手との距離はどの程度がよいのか?
・ドリブル中、相手にたいしてフェイントをかけるときに、
足のおく位置をどこにおいたら、より効果的なのか。
・ドリブル時に身体能力の高いDFが迫ってくる。
どの程度の距離感でかわしたらよいのか?
・ドリブルスピードの緩急で相手をかわしたいが、
自分感覚比で、80%の速さ程度が50%程度がよいのか?
・相手の横をすり抜けるときに、ボールを転がす場所は、
どこがよいのか。相手の左足の35cm程度横か?70cm程度よこか?
試合中には、上記のようなことをたくさん意識します。
そして、そういった状況がつねにかわるので、
その都度、その状況にたいして最善のプレーを選択していくという
判断がドリブルする場合でも、必要となってきます。
ボールを持った時間帯や、
ボールを奪った場所でも、
下記の考えることはかわってきます。
ボールをもったときのボールの置く位置。
ドリブルする方向。
ドリブルするスピード。
シュートまたは、パスのタイミング。
しかし、こうしたことを
ふだんの1対1などから考えて練習していれば、
そうしたオープンスキルといわれる技術・・・
もっといえば判断力は磨かれます。
3,オープンスキルドリブル練習まとめ
『 サッカーはサッカーをすることにより上達する 』
とはよくいわれてきたことと紹介しましたが、
いっぽうで、意識するべきことを意識しなければ、
ただなんとなく、試合や練習をこなすことで終わってしまいます。
クローズドスキルにおける
ドリブル練習のコツなどは、
動画でも、本・DVDなどでも、最近は
わかりやすいものがでてきました。
しかし、オープンスキルといわれるものを
養うためのものは、なかなかありません。
実際、そういった教材などがないからこそ、
指導の現場では、練習を止めて、いまのプレーは
どうしてそういう判断をしたのか?などを問うていく練習スタイルが
有効となっているのだとおもいます。
そうはいっても、
そうした、オープンスキルを鍛えるものは
何かないかと聞かれてあえていうのなら、
『 天才ドリブラー育成法 』 を公開している
JSC千葉の川島コーチのDVDです。
カラーコーンをおいた練習方法も
もちろん紹介しているのですが、
『 ボールをさわらなくても相手DFが勝手に道をあける、
そんなフェイントをお子さんがもしつかえるようになったら? 』
『 なぜ、このフェイント術は相手選手が動けなくなるのか? 』
といった、相手あってのドリブル突破方法のコツを
指導してくれています。
クローズドスキルとよばれるドリブル練習法は、
数多くありますが、こういった、相手に対する対峙の方法などを
教えてくれるものとしては、数少ないものです。