今回のサッカー練習のポイント
小学校1年生がサッカー上達のために必要なこと
さて、本日は久しぶりに自分のかかわっているサッカーチームの小学校1年生の代をみる機会に恵まれました。しかも8人制の試合で相手は、県内でも有数のクラブチーム。
とはいえ、1年生なのだから、それほどサッカーの技術の差や試合結果に差はないだろうと、久しぶりに1年生をみるということもあって、たかをくくっていました。
じっさいに試合になり戦ってみると内容的には強豪チームの1年生の技術は、すでにある程度のものがあって、すくなくとも当チームのチームに入ったばかりでまだまだ、これからという子供たちとは結構な差を感じたのです。
とはいえ、サッカー上達のためのヒントとして、一つ得たことがありました。
それは、子供たちがサッカーを上達するためには『いいプレーをみればいい』ということです。
小学校1年生くらいだと、試合はチームの方針もあるかもしれませんが、どんなチームでも、だいたいはすべての試合に均等に出場できるとおもいます。
ただ、そうだとしても、親御さんの目から見ると、自分の子供がボールに触ることが全然できなく、もどかしく感じることも多いことと思います。
『どうしてボールを取りにいかないのか?』
『何も考えていないのか?』
親だとそういったことを考えてしまい、つい、試合中や家にかえってから息子につよく当たってしまう場面もあるかもしれません。だけど、そこはぐっとこらえて、息子さんや娘さんが気付く時間を持ってほしいと考えます。
そして、もうひとつ子供のサッカー上達のためにやってほしいことは『いいプレーを見る機会をつくってほしい』ということです。今日の強豪チームとの試合での気づきです。
試合前に考えた小学校1年生に必要なこと
さて、今日の試合をみるまえに1年生に必要なことってなんだろうっておもって、3つ選びだしたのが、つぎのことです。
【とめる、ける】
【ボディバランス】
【みること】
よく考えると昔よく言われた3Bにもつながります。3Bとは、
【ボールコントロール】
【ボディバランス】
【ブレイン】
の以上の3つです。『小学生1年生に、サッカーの戦術的なことをもとめることは必要でなく、やはり個人技術を中心に見てみよう、、、』そんなことを考えて臨んだ小学校1年生の強豪チームとの試合でした。
実際に1年生の試合をみてみて
実際に試合がはじまると、まず、その差を感じたのが【とめる、ける】です。
【とめる、ける】というのは小学校1年生では精度の面ではまだまだ荒く、とさっかても強豪チームのほうでも、納得いくものではありませんが、それでもすでに差はありました。
【とめる】ことにしても、【ける】ことにしても、まず形がきれいなんです。
小学生1年生のうちは、まだチームに入ったばかりということもあり、徐々にでいいかとおもうのですが、強豪チームのこどもたちは小学校1年生にして、既に、きれいにとめて、けることができます。
これは、『おとなの真似をする』ということがすでに、よくできているという感覚をうけました。つまり、大人と同じレベルで技術的には似たような動作はできていたのです。
ためしに、1試合目がおわったあと、自分のチームの子供たちに一発でターンするのを少し見本として、見せて『こういったターンをすることでサッカーが早くなり得点につながる』ということを言って聞かせて見せてみました。
すると、次の試合で2名ほど同じようなターンを『 したのです。』
本日、わかったのは、小学生1年生でもいいプレーを大人がみせれば、小学校1年生といえど、まねできる子供たちはまねできちゃうということです。
そして、コーチの立場としてはいいプレーを見せてあげなければならないということをかんじた1日でした。
たとえば、インサイドキックなどはひとによってはまだまだ子供の成長過程においては蹴りにくいから、後回しでいいという考えもあります。
だけど、いいインサイドキックをみせて、その子供たちがコピーできるのであれば、どんどんできる子供たちが上達するためには、いいインサイドキックをみせてやるべきなのです。
スポンジのような吸収力の1年生
そのあとも10分の試合が終了するたびに気になったことを少しプレーもみせながら実践してみると、おどろくことに何人かは成長してくるんですね。。。
小学校1年生というのは、『どんだけ吸収力があるんだぁ・・・』そんな感覚をうけました。
大人である私は、本日初めて会った子供たちの名前を覚えるだけでも苦労しているのに、子供たちは、試合のあいだの私の言った5つのことを消化できていたのです。
子供たちに教えすぎはよくないといいますが、それは大人主導の場合の話であって、逆に『こんなプレーするとサッカーの試合中にはうまくいくんだ』ってことをイメージできるように伝えてあげることは全く問題ないとかんじます。
同じことをやれといういい方ではなくて、『こんな感じでプレーするとうまくいく』ってことを表現して子供たちが勝手にまねしてみて子供たちが勝手に成功体験する場合には全く問題ないのだと感じます。
半日1年生の試合をみておもった1年生が上達するのに必要なこと
というわけで、本日半日1年生を見て感じたのは『いいプレーを子供たちに見せる』ということです。
先日の高校サッカーで全国大会にでているあるチームの選手が3人ほど幼稚園のころからいっしょだったというチームがありました。
おそらく、ちいさいころから誰かがいいイメージの見本となってお互いに切磋琢磨した結果なんだと感じます。
最近ダゾーンでいい試合が多く見れるようになってきました。息子もよくみていますが、やはりいい試合をみていると実践にもいいパスがでたりするものです。
『目で見てまねする』ことが本質的にはサッカー上達の最短距離と感じた今日の試合でした。
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