子供のサッカーのコーチとしてかかわって5年。プレーすることでかかわって約30年間。
風間八宏さんは、解説者でテレビでたまに見るぐらいでした。ところが、子供達にサッカーを教えていくにあたり、何か自分に物足りなさを感じて子供達のサッカー向けに有用な教材をさがしていました。
そんなときに出会ったのが、この風間八宏氏のDVDです。
先日この風間八宏氏のDVDを購入してみたのですが、いままでの約30年間の間に出会ったサッカー教材の中でわたしにとっては、一番役に立ったと感じています。
何が、この風間八宏のサッカーDVDで役立ったのかというと、
サッカーにおける 伝えにくい部分をうまく簡潔な言葉に言語化している。
という点です。この風間八宏氏のDVDはサッカーにおける『止める』ということをテーマにしているのですが、そういうトレーニングの教材はたくさんあり、いままでも、たくさん、みてきました。
そして、たいていのDVDにおいては、
ありきたりの言葉の
『引いて止める』
『あたる瞬間に力を抜く』
などの説明をDVDの中のトレーニングで、
やっていました。
ところが、この風間八宏さんは、『自分の位置』にとめるという簡単な言葉で表現し、そのことはどういうことなのかを、いくつかのサッカーのトレーニングを通して説明しているのです。
『自分の位置』にとめる。
これをこの言葉だけで、聞いてみても、とくに子供達には、たぶんその真意は伝わらないと思います。
たぶん、DVD動画のなかでその言葉を聞きながら、みることで理解できるのです。
DVDのなかでは、サッカーのトレーニングとして練習生が2人組みのパス交換をしています。気を抜いてみていると、
いいパス交換だなぁ・・とみえてしまいます。
そんなときに、
風間八宏氏が、練習生にむかって、
『今の止めたのは、自分の位置ではなかったね。。。』
との指摘をいれるのです。
あ~このレベルの止めることが要求されるのだ!
そうわかっただけで、このDVDを購入してよかったと感動しました。
是非サッカー少年達には、このDVDをみてもらい学んで欲しいですね。ただ、たぶん小学生にはこの感動はつたわらないとおもいます。この感動を自分の言葉や練習に落としながら、同じ感動をとどけなくてはと思っています。
ちまたのサッカー教材が1000円~1500円程度で販売されていることを考えると少し割高ですが、それでも2000円代で購入できます。子供のサッカーにかかわっているひとであれば大人の頭では理解できるとおもいますのでおすすめです。
また、私自身そうだったのですが、この風間八宏さんの「とめるレベル」をしってJ1リーグなどをみると、選手のレベルの差がわかり、なかなかおもしろいです。その差がわかるだけで、自分が成長したようにもおもえます。
無駄なテレビやゲームなどをして時間を費やすよ、効果的な教材をみて、学ぶことは必ずサッカーの上達にプラスになります。そしてなによりもサッカーをプレイすることはもちろん、見る目も養われます。だから、子供の指導にかかわるひとには見てほしいDVDです。
以下は風間八宏氏のシリーズの感想
風間八宏氏DVD①『とめる』
風間八宏氏DVD②『わかりやすい指導』
風間八宏氏DVD③『言語化』
風間八宏氏のDVD④『ブンデスリーガー映像で実感!』
風間八宏氏DVD⑤『プロのレベルを実感!』
風間八宏氏DVD⑥『コーチ達のレビュー!』