【サッカー オフザボール 動き方とは?】パスをもらえない悩みを解決します ①

サッカーにおけるオフザボールの動き方とは?

『サッカー オフザボール』とは、簡単にいうとサッカーの試合中のボールを持っていないときの動き方となります。

試合中にパスをもらえない人の特徴としては、

  1. 動き出しのタイミングが悪い
  2. ボールの動きの予測がない 
  3. 声をださない
  4. 相手との距離が近すぎる  
  5. 一回動いて止まってしまう

といったことが挙げられますが、それよりももっと重要な点があります。

それが、線を引ける位置にポジションをとるという大原則です。

この動き方をしらないと試合中にまったくパスをもらえない、ということが起きます。

パスをもらえない人、もっといえばサッカーをはじめたばかりの小学生には特に多いのがこの特徴です。

この大原則をしらない、もしくは理解できないからボールをもらえないのです。

では、どうやってオフザボールを学ぶか?

というわけで、このオフザボールは重要です。

この章では、オフザボールをいかに学ぶかを説明します。

じつはオフザボールの動き方を学ぶことは、受験勉強でいうところの『自主学習』と同じ効果があります。

一生懸命走ったりしないでも自宅でこっそり学習できます。

それでいて、効果は絶大です。

このオフザボール、つまりボールを持たない場所での動き方を勉強をするには昔はとても難しかったのですが現在は、

  • Jリーグを見に行く
  • DAZNなどで試合をみる
  • そしてマネする

といったことが簡単にできるので実際の試合をみることで学ぶのがおすすめです。

「今の時代はいいよね!」

理屈でなく自然にオフザボールの動き方が学べます。

イニエスタ選手のオフザボールの動き方

さて、本題に行く前にまずは今日のテーマとなるオフザボールの見本であるイニエスタ選手の動画でオフザボールの動き方をみてください。

「ちょっとしたところにヒントがあるんです。」




受験においては『自主学習』において試験の時より前に自分で考えた経験をもっておくと、似たような問題がでたとき、解くスピードは初見の問題より解くスピードが早くなります。

つまり、結果として他の人よりも時間的余裕ができてさらに多くの問題を解いたり、見直しに時間をかけることができるようになります。


「受験でスピードは重要です。」

サッカーでも同じように、相手選手より先に、パスをもらうイメージをして先に動いておくと、相手選手より先回りして次のプレーをイメージできるのです。


「つまり先手をうてるのです。」

サッカーは相手の裏をかくということが重要なので、相手より先に考えて動くことで、相手の動き方をコントロールでき、相手を後手後手にまわらせることが可能となります。

サッカーの試合において重要なのは、ボールをもっていないときの動き方といわれます。これがオフザボールの動き方といわれるものです。

なぜなら、ボールを持っている時間は90分あるうちの数分しかないからです。あとの80数分はボールを触っていない時間なのです。

「とくに、ボールを受ける寸前の動きを工夫するとボールを受けた時のパフォーマンスが上がります!」


ボールをもたない時間にどう動くかが、重要になります。


ということで、今回ここではボールをもらうまえのあるべき考え方つまり【サッカー オフザボールの動き方】を整理していきましょう。

サッカーオフザボールの考え方のヒント

なぜ、オフザボールの動き方が重要かというと、ヒントになる言葉を世界的名プレーヤーのイニエスタがいっています。



『ボールをもらった瞬間には次のプレーのイメージができている』と。



一流選手はボールをもらうまえに周りの状況をみて次のいい選択肢をイメージできている、つまり、そのつぎにボールをもらうためには、自分がボールをもらおうとする一つ前の選手がボールをもらう前に、いいポジショニングにいることが重要となるのです。

サッカー オフザボールの動き方において重要なこと=「線をひく」

サッカー オフザボールの動きにおいて、まず何が重要かというと、ボールをもらう相手と「線をひく」という作業になります。


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これは、先日トラウムトレーニングで教えていただいた言葉でもあるのですが、「線をひける」位置に、はいることが、パスをもらえる位置となります。(トラウムトレーニングとは、元名古屋グランパス監督の風間八宏氏の指導をもとにしたスクールのトレーニングです。)

「この言葉は小学生にはわかりやすく使えます。」

次に味方にボールが渡った瞬間に「線がひける位置」にいるか?

次に味方選手にボールが渡った瞬間に


「線がひける位置」に自分がいるのか?


もしくは、先に動き出して「線をひける」イメージをボールの出し手にもたせることができるか?

そうしたことを考えることが重要です。

さらにいうと、受験勉強の『自主学習』とおなじく、事前にしかも相手よりも早く、そういったことを考えるスピードが重要です。

同じことを考えるにしても相手よりも先に考えて、相手より先に動くもしくは、しかけておくだけで相手より1秒は早く動けます。サッカーで1秒早くうごけるということは、距離にすると5,6mくらいの差にはなりますから、大きな差です。

試合で、常にボールを貰う前に「線をひける」のか? ということを常に考える癖をもち、さらに考えるスピード、タイミングも意識することで動きの質は改善されていきます。

もしかしたらレベルの低いところで、しかもあなたが足が速かったら、以上に示した、『ひとつ前の選手にボールがわたるときに、つぎにもらえる位置を考えておく』という作業をしなくても、活躍できているかもしれません。

ですが、レベルが上がり、0.5秒の差で勝負が決まるレベルに入ってくると

「線がひけるのか?」

これを一つ前の選手がボールをもらった瞬間に考えるのではなく、一つ前の選手がボールをもらう前に考えることが重要となります。



サッカーは最終的にゴール前の攻防で0.1秒でも相手より先に触ればゴールできます。


「この事実は重要です。」


同じように、ビルドアップのパス回しや、崩しのパスまわしにおいても、相手より先に考えていいポジショニングにいることが、重要なのです。


「0.1秒の速さを意識できる人」


こういった人が、よりトップレベルまで到達可能だと私は考えます。



子供たちに伝えるのはなかなか難しいのですが、まずは、オフザボールの動き方の基本である『線をひける位置にポジションをとる』ということを意識し、それができてきたら、そのことを一つ前の選手がボールをもらう前に考えるように、気づきを伝えられるようにしたいものです。



これは、子供だけでなく、おとなでも、それを意識するだけで格段にボールをもらう機会がふえます。まずは自分で試してみるとよりいいと思います。

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