【 オフザボール 】 子供に単に「動け!」といってもわかりません。

『オフザボール』とは、簡単にいうとサッカーの試合中のボールを持っていないときの動きとなります。 じつはこれ、受験勉強でいうところの『自主学習』と同じ効果があります。


と本題に行く前にまずは今日のテーマとなるオフザボールの見本であるイニエスタ選手の動画をみてください。




さて本題です。受験においては『自主学習』において試験の時より前に自分で考えた経験をもっておくと、似たような問題がでたとき、解くスピードは初見の問題より解くスピードが早くなり、結果として他の人よりも時間的余裕ができてさらに多くの問題を解いたり、見直しに時間をかけることができるようになります。

同じように、相手選手より先に、パスをもらうイメージをして先に動いておくと、相手選手より先回りして次のプレーをイメージできるのです。つまり先手をうてます。

サッカーは相手の裏をかくということが本質なので、相手より先に考えて動くことで、相手の動き方をコントロールでき、相手を後手後手にまわらせることが可能となります。

サッカーの試合において重要なのは、ボールをもっていないときの動き方といわれます。なぜなら、ボールを持っている時間は90分あるうちの数分しかないからです。あとの80数分はボールを触っていない時間なのです。

その時間にどう動くかが、重要になります。ということで、今回ここではボールをもらうまえのあるべき考え方を整理していきましょう。

一流に学ぶオフザボール思考回路

なぜ、オフザボールの動きが重要かというと、ヒントになる言葉を世界的名プレーヤーのイニエスタがいっています。



『ボールをもらった瞬間には次のプレーのイメージができている』と。



一流選手はボールをもらうまえに周りの状況をみて次のいい選択肢をイメージできている、つまり、そのつぎにボールをもらうためには、自分がボールをもらおうとする一つ前の選手がボールをもらう前に、いいポジショニングにいることが重要となるのです。

オフザボールの動きにおいて重要なこと

オフザボールの動きにおいて、まず何が重要かというと、ボールをもらう相手と「線をひく」という作業になります。


%e7%b7%9a%e3%82%92%e5%bc%95%e3%81%8f%ef%bc%92


これは、先日トラウムトレーニングで教えていただいた言葉でもあるのですが、「線をひける」位置に、はいることが、パスをもらえる位置となります。

次に見方にボールが渡った瞬間に「線がひける位置」にいるか?

次に味方選手にボールが渡った瞬間に「線がひける位置」に自分がいるのか? もしくは、先に動き出して「線をひける」イメージをボールの出し手にもたせることができるか?

そうしたことを考えることが重要です。さらにいうと、受験勉強の『自主学習』とおなじく、事前にしかも相手よりも早く、そういったことを考えるスピードが重要です。

同じことを考えるにしても相手よりも先に考えて、相手より先に動くもしくは、しかけておくだけで相手より1秒は早く動けます。サッカーで1秒早くうごけるということは、距離にすると5,6mくらいの差にはなりますから、大きな差です。

試合で、常にボールを貰う前に「線をひける」のか? ということを常に考える癖をもち、さらに考えるスピード、タイミングも意識することで動きの質は改善されていきます。

もしかしたらレベルの低いところで、しかもあなたが足が速かったら、以上に示した、『ひとつ前の選手にボールがわたるときに、つぎにもらえる位置を考えておく』という作業をしなくても、活躍できているかもしれません。

ですが、レベルが上がり、0.5秒の差で勝負が決まるレベルに入ってくると

「線がひけるのか?」

これを一つ前の選手がボールをもらった瞬間に考えるのではなく、一つ前の選手がボールをもらう前に考えることが重要となります。



サッカーは最終的にゴール前の攻防で0.1秒でも相手より先に触ればゴールできます。同じように、ビルドアップのパス回しや、崩しのパスまわしにおいても、相手より先に考えていいポジショニングにいることが、重要なのです。



子供たちに伝えるのはなかなか難しいのですが、まずは、オフザボールの基本である『線をひける位置にポジションをとる』ということを意識し、それができてきたら、そのことを一つ前の選手がボールをもらう前に考えるように、気づきを与えるようにしましょう。



これは、子供だけでなく、おとなでも、それを意識するだけで格段にボールをもらう機会がふえます。まずは自分で試してみるとよりいいと思います。

%e7%b7%9a%e3%82%92%e3%81%b2%e3%81%8f%ef%bc%91

 

『線を引く』を意識する。動画で確認

さて、ということで、今週の試合?もしくは来週の試合かもしれませんが、「線を引く」事を意識してみましょう。学んだらすぐに実践してみることが重要です。

イニエスタがもったときに、次のプレーヤーが線を引ける位置にいることがよく分かるのが初めにも見た次の動画です。ボールをもらう数秒まえに逆のスペースを確認し、しかもボールをうける位置がその確認したスペース側になるように、2,3歩ボールをもらう前に移動しています。なんともお手本になる動画です。



もう少しわかりやすく解説すると、下記のとおりです。

1.イニエスタがオフザボールのいい動きをしなかった場合






もし、イニエスタがオフザボールで回りの状況も確認せずに、もともとの位置でボールをもらっていたとしたら、上記のようにDFからすると、全く怖くなく、落ち着いて対処されることとなったと思います。



でも現実は違いました。

2.イニエスタがオフザボールのいい動きをした結果





現実は、上記のようにイニエスタ選手はボールをもらう前に周りを見てスペース方向に2、3歩動き出し相手DFのポジションが本来あるべき位置でないところまでポジションを移動しました。



その結果、相手DFの焦りをうみ得点につなげています。



「 線をひく・・・ 」

子供にもわかりやすい良い言葉だとおもいます。ぜひ、意識してサッカーをやってみてはとおもいます。



今回参考にしたのは、元名古屋グランパスエイト監督、風間八宏監督監修、内藤コーチのトラウムトレーニングです。実際に講習をうけて、なんとわかりやすい言葉!!とおもいました。ぜひ、子供たちに使ってみてください。

風間八宏のサッカースクール トラウムトレーニング トラップが身につく本

 

オフザボールの【まとめ】

単純に子供たちに、『うごけ』と試合中にいっても子供たちにはよくわかりません。

「線を引ける位置に動こう!」といえば、よくわかります。

そうした言葉で、子供たちに気づきを与えてあげましょう!また、自分自身もお試ししてみましょう!



子供サッカー.com オフザボール

1.線をひく オフザボール 

2.ドリブル オフザボール

3.プロ各選手にまなぶ オフザボール 

4.デフレスパイラル オフザボール