2017年 4級審判員の方に!改正点他確認③|子供サッカー.com
サッカーの審判ですが、
2017年度、サッカーの競技規則がけっこう変わりました。
この、子供サッカー.comでは、
お父さんたちが、けっこう審判のコツの記事をよむことが
あるので、今回、変更点をとくにとりあげて、
審判のコツとして、まとめたいとおもいます。
今回はその3回目
■同時に2つ以上の反則がおきたら?
同時に反則が2つ以上おきたときは、
どうなるのでしょうか?
こんなことは想定しなくてもよいとおもってしまいますが、
たとえば、子供だったら、相手とぶつかって、
ケンカ気味になったら、ハンドしてボールをつかみ、
相手にボールをぶつける。。。なんてことがあるかもしれません。
こんなときは、ハンド以上に、
その反スポーツ的行為を犯したことのほうが重く、
ハンドにあたえるフリーキックだけというよりは、
反スポーツ的行為として、警告をあたえて、フリーキックでしょう。
⇒2016/17規則 P46 5条 懲戒処置
■試合開始前に、フィールドの点検にはいっているときに、
反スポーツ的行為をした選手がいたら?
これは、いつから、
主審が、選手たちに対して、懲戒処置を行えるかという問題です。
これは、競技規則によれば、
『主審は、試合前のフィールド点検のためにフィールドに入ったときから
試合終了後に、フィールドを離れるまで、懲戒処置を行使する権限をもつ』のです。
ですから、試合まえに、
競技者が退場となるような反則を犯していれば、
その競技者を試合に参加させない権限をもつのです。
また、こうしたことは、
主審がみていなくても、他の審判員の助言によって行動することが
できると、明記されていますので、
試合まえでも、フィールのの点検に入ったときから、
競技者の動向にも注意をしておくことが重要です。
まぁ、めったに無いことだとはおもいますが。。。。
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■直接フリーキック7つは?
初歩的な質問ですが、
わたしは、審判をやるまえにこの直接フリーキックの内容と、
間接フリーキックの内容は、かならず確認します。
最近忘れやすいこともあるのですが、^^
やはり、自信を持って笛を吹くには、直前のこうした
基本知識の確認も重要です。
直前にみなおしておくと、いがいに、
はっきり物を言えるものです。
・・・なので、今回は、直接フリーキックの復習もします。
☆まず、大きくは、7つあります。
競技者が、次の反則のいずれかを
不用意に、無謀に、または、過剰な力で犯したと
主審が判断した場合直接フリーキックとなります。
1.チャージする。
2.とびかかる(ジャンピングアット)
3.ける、またはけろうとする(キッキング)
4.押す(プッシング)
5.打つ、または、打とうとする。(頭突きを含む)(ストライキング)
6.タックルする、または挑む
7.つまずかせる、または、つまずかせようとする(トリッピング)
ちなみに、
ゴールキックなどで、下記のような競り合いの場面が
数多くありますが、前後の状況をよくみておかないと、
ジャンピングアットにもなりますし、
トリッピングにもなりえます。
とても難しい判断だとはおもいますが、
冷静に、前後、とくに、競り合いの前をよくみておけば、
判断がつくとおもいます。
よく見ておきましょう。
☆次の4つの場合は、やっただけで、直接フリーキックが与えられます。
上記の7つとの違いは、上記の7つは、おこなった力の強さが判断にはいるということです。
審判からみて上記の反則は、
不用意に、無謀に、または、過剰な力で犯した
と判断されたときに、反則とされるのです。
しかし、下記の4つは、
行っただけで反則となります。
8.ボールを意図的にてまたは腕で扱う
(キーパーがペナルティエリア内にあるボールを扱う場合は除く)
9.相手競技者を押さえる
10.身体的接触によって相手競技者を妨げる
11.相手競技者につばを吐く
■まとめ
審判として、やはり、
具体的に今回示した直接フリーキックになる事例は
言葉としてもしっかり暗記しておきたい。
なぜなら、競技者に対して、
はっきりと、
『相手を押さえた』・・とか、
『相手をつまずかせた』・・・などと、
言葉でしっかりと、表現することが、
競技者も納得することが多いからであります。
なんとなく、
雰囲気で、反則!
とっていていは、
いざという時に、困ります。
良い機会なので、しっかり名前も含めて暗記しておきましょう。
また、今回でてきた、
『不用意に、無謀に、または、過剰な力で・・・』
というフレーズもしっかりおぼえておきましょう。
きっと、審判するときの
判断のキーワードとなるとおもいます。