こどもに教えたい、ガンバ遠藤保仁選手の間接視野:【眼・術・戦】 | 【子供サッカー.com】プレーを変えた先に上達がある

こどもに教えたい、ガンバ遠藤保仁選手の間接視野:【眼・術・戦】

間接視野

遠藤保仁と間接視野


「公園のぶらんこは、何番目が揺れていた?」

その質問からはじまる、
遠藤保仁選手の本で、
わたしは、あらためて、
間接視野の重要性をまなびなおしました。

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最近、体力がおちたせいか、
ボールウォッチャーになっていることに
気づきます。
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ふときづけば、
副審をやっているときでさえ、
ラインを間接視野にいれておけない
瞬間があります。
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やはり、こうしたことは、
常に意識していないと
おとろえていくところがあるので、
いま一度、遠藤選手の「公園のぶらんこは、何番目が揺れていた?」

の言葉を思い出すべく、
『眼・術・戦』を見直したいとおもいます。

>>眼・術・戦 ヤット流ゲームメイクの極意

遠藤保仁選手にまなぶ間接視野

間接視野とは、ところで、
どういったものなのでしょうか。
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いま一度、ひもとくと、
間接視野とは、たとえば、
ボールをトラップしたときに、
ボール以外の部分を意識的に
『見る』ことのできる巾のことを指します。
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これは、意識していないと、
すぐに、もどってしまいます。
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サッカー選手には、
この間接視野が、とても重要だと
声高に言われてきていますので、
もしも、一度も考えたことのない人がいたら、
意識してみてほしい着目点です。
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ワールドカップ 日本は引き分けがひとつの勝ち点1で終わりました。

2014年のブラジルワールドカップ。
おもえば、グループCにおいて、
ギリシャ相手に引き分けるのがやっとで、
コロンビアには、1-4と大敗。
コートジボワールにも1-2と負け、でした。
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残念でしたが、一つ一つのプレーをフォーカスすると
相手チームというのは実にディフェンダーにとっていやなプレーを
していることがわかります。
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たとえば、コロンビア戦の1点目のPKにつながった一本のパス。
攻めの早い段階で、最前線で1対1になるようなパスを送り込んでます。
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結果的にPKでしたが、もとDFであった私の経験からも
あのタイミングで、しかも、ペナルティエリア付近で
1対1となるようなパスをいれられるのは、非常に厳しいです。
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とりあえず、プレーを覚えていない人のために動画をみてください。
はじめのPKにつながった1点目の部分だけでいいです。
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どうでしょうか。
早いタイミングで、いやなところにパスをしてきますね。
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こうしたパスを間接視野をいかして、
相手の動きをまるで空飛ぶ鳥が見ているがごとく、
俯瞰して、相手の嫌なところにパスを出したいものです。

アメリカにみる早いパス攻撃とそのパスのタイミング

ここで、もうひとつ見て欲しい動画があります。
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こちらも、私が今見て欲しいのは、
次の動画の最初の20秒だけです。

 

 

どうだったでしょうか。

 

アメリカの選手の一発でボールを前線にあずけるプレーで、
一気にシュートまでいきました。
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どちらのプレーも
同じような場所にしかも、おなじような
スピード感でボールが出されていることがわかります。
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ちなみに、日本が逆の立場だったら
あのようなボールはでたでしょうか?
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私は疑問に思います。
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今回のワールドカップではあまり出場機会がなかったのですが、
遠藤選手のように、相手のいやなことを考えている選手がふえると
動画でみたような、相手にとって厳しいパスが出てくるのだと思います。
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今回のワールドカップにおける日本代表選手の
パスでああいったいやな所へのパスは
非常にすくなく、あえて言えば
パスをまわすためのパスであったように思います。
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相手にとっていやなことをするのが、
攻撃側の基本スタンスだと思います。
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かつて読んだ遠藤保仁選手の本にはそういったことを考えている
遠藤保仁選手の思考が書かれているので、
今回もう一度、紹介しておきます。

「公園のぶらんこは、何番目が揺れていた?」

という面白い投げかけからはじまります。
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中盤の選手というのは、
才能という言葉でかたづけてしまうことも
多いと思うのですが、
そういった中盤の選手が、
しかも遠藤選手のようなトップレベルの選手がどのようなことを
考えて、プレーしているのかを知ることは、とても面白いことです。
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遠藤選手には、相手がいやなところを攻める姿を
今後もどんどん披露してもらいたいですね。
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1、長友佑都選手 【上昇思考】
2、澤 穂希選手 【夢をかなえる】
3、遠藤保仁選手 【眼・術・戦】 

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