風間八宏さんのかいているものと言うことで買っちゃいました。
私の疑問を解消してくれた点及び役立った点は次の2つ
・ボールのどの点をさわって止めているのか(=ある点)
・どこでインサイドキックをけっているのか(=ある点)
前半2つは、トップレベルで活躍するひとの「止める技術」「パススピード・正確性」が明らかに常人と違うのは何かが違うと思っていたので、そのちがいのポイントがわかったことがとてもよかったです。一言でいえば、それは2つとも私たち常人の意識とは違う「点」を意識していたということです。
そもそも私の気に入っているトラウムトレーニングに始まり、トラウムトレーニングの総監督であって内藤さんの教えを聞いたりしてかなり「止める」にこだわって練習をやってきました。
だけど、どうもトッププレーヤーの「止める」や元トラウムトレーニング総監督の内藤さんの指導する「止める」と何かが違うとずっと感じていて、一応、みようみまねでやってきたんですが何かが違うというのをずっと思っていました。
そんな時にこの「サッカー止める蹴る解剖図鑑」が出ると言うことで風間八宏さんが書かれていると言うこともあり速攻買ってしまいました。言語化能力が高いと私が感じている風間さんの本だからこそ内容は裏切りませんでした。
むしろ、その言葉にプラスして、絵で「点」を解説している点がわたしにはぴったりでした。もしかしたら私がずっと疑問に思っていた「止める」ことについての疑問を解決してくれるかもしれないというのもあって購入したのですが、実はその悩みを見事に解決してくれました。
風間八宏さんはこの本の文章の説明の中で、「多くの人はトラップの時に引いて止めると言うことを習ってきたと思います」みたいなことをおっしゃっています。
この事はトラムトレーニングやトラウムトレーニングの元総監督の内藤さんの教えを聞いて必ずしもトラップとはひくわけではないと言う事はわかっていました。だけど、それこそメッシのようにボールはとめれていないとの感覚がありました。
実際、それを実践する場において、なかなかうまくいかないというか、見本のようにうまくボールをピタッと止めれない。またはボールの模様が多少動いてしまうと言う状態が続いていたから悩んでいました。これを解決するにはどう触ったらいいのかというのが自分の中での疑問でした。
もちろん、他人から見ると私のトラップはかなり改善したらしく
・風間八宏効果
・トラウムトレーニング効果
と一部の知り合いからいわれました。
ずっと点で止めると言う話も聞いていたし、それは理解しているつもりでもありました。だけど理想のトラップには至っていなかったので、納得できる止め方をできない日々が続いていました。
この疑問にこの「サッカー止める蹴る解剖図鑑」は答えてくれました。ここではネタバレにもなるので言えませんが私がなるほどと思ったページはある1ページです。
そのページでなるほど、「ボールのこの点を止めるんだ!」と理解できることになりました。私の思い描いていた場所とは当然全く違いました。風間八宏さんのファンやトラムトレーニングのファン、もしくは内藤さんのファンの方は是非この本を買ってみてみて、ボールを止めるのはどこの場所(点)なのか、どういうことを考えてどうタッチしているのかなどを学ぶととても理解が深まると思います。
ボールを止める際に、風間八宏さんがどういう風に教わってきたかの言葉も登場するのでとても参考になります。「〇〇という感じでボールをとめる」といわれるのでとても納得いきます。
さて、なるほどと思って実はその翌日の試合から実践してみたのですが、さすがに付け焼き刃ではうまくいかず、学んだ点の部分でなかなかうまく止めることが出来ませんでした。だけど、意識しただけで、かなりプレーがかわったと自分では感じました。
「止めれるから、次の景色が変わった」(具体的には敵が遠くに感じるようになった。)
それが、はじめてトラウムトレーニングセミナーに参加したあとにかんじたことでしたが、今回は、浮いているボールでも「点」を意識したことで変化を感じました。(ボールを止める瞬間を意識できるようになった。=点でとめようとするから見ざるを得ないのですが・・・(笑))
「止める」というとおそらく多くの人が「何だそんなこと」って思う人がまだまだ多いのですが、そのなかでもいわゆる本当のトッププレーヤーとそうでない人のトラップの違いに気づいている人であればこの本はとても参考になると思います。
さて、こんなわたしの疑問を解決してくれた本ですが、もうひとついい情報がこの本にはありました。基本的に「止める・蹴る」についての本なので、それ以外には期待していなかったのですが、1つだけちょっと違うことが記載しています。
「ターンです。」
風間八宏さんの説明の中で止めることと合わせて、振り向くターンのステップさばきの話が書いてあったのですが、これがまた、「相手からボールを隠しながら」などとそのステップの意味付けを言葉で解説しながら説明してくれているので「なるほど」と納得してそのターンを学ぶことができました。
まさかとは思ったのですがのですが、いまさらこんなターンの仕方もあるんだと言うことを教わって、自分の中にはなかったターンの仕方だったのでさっそく使うべく試合前にしばらく練習してみました。意外に早い段階でそのステップが踏めるようになって実際に試合でも使おうとおもって試合に臨みました。
結果はどうだったかと言うと中盤でボールを受けたときに直前の練習が効いたのか自然とそのステップが踏めて結果的に逆サイドへの展開をかなりできました。
実際にチームメートからも、今回はボールのさばきが良かったと言う評価ももらったので我ながら、驚きの成長を感じられてなかなか良い一戦でした。(さばきがよくできたのはけっこうプレッシャーのなかでもターンして逆サイドをみれたから。)
風間八宏さんからは頭が変われば変わればプレイが変わると言う事はさんざん学んできたつもりでしたが、この後に及んでまた学ぶことができました。
改めていろんな指導いろんな言葉に出会う事は成長の原動力となるなぁと言うのを実感した次第です。このサイトを訪れる方にはぜひこうした経験を積んでもらいたいと思います。
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