*2章以降に動画をたくさん用意しています。
今回のサッカー練習のポイント
■知っているだけでサッカーのターンが上手くなる7つのポイント
ターンひとつとっても、
小学生のうちはいろいろな動きを
学ぶ必要があります。
ただ、押し付けは子供の発想を
貧困にしかしません。
あくまでも
ヒントを何気なく提示する、もしくは
やって見せることで興味をもたせる、
そうしたことで、
子供たちが自らやりたくなる方向に
持っていきましょう。
さて、そんなわけでまずは7つのターンのコツです。
- ボールをコントロールする:
ボールをしっかりとコントロールして、ターンの準備をします。 - 身体を低く保つ:
ターン時には身体を低くしてバランスを保ちます。 - 周囲を確認する:
ターンする前には、周囲をチェックしてスペースを確認します。 - 足の使い方をマスターする:
内側、外側、ソールなど、足の異なる部分を使ってターンします。 - 速さと鋭さを持つ:
ターンは速く鋭く行い、相手を出し抜きます。 - 練習を重ねる:
繰り返し練習することで、さまざまなターンを身につけます。 - プレーを想像する:
実際のプレーを想像しながら練習し、ゲームでの使用をシミュレートします。
以上が、サッカーのターンが
上手くなるための
コツです。
ここからは、以上のなかでも
私が重要だと考える3つのことに
絞って解説していきます。
■サッカーのターンが上手くなるポイント
1.ボールをコントロールする
サッカーにおける
試合中のターンですが、
浮き球などと同様、
練習と違って試合中には
いろいろな場面が出てきます。
そこで、ターンをする前に
重要なのが、実は
「ボールをコントロールする」
ということ。
ボールのおき場所が、
自分がドリブルもできれば、
パスもできるし、
ターンもできる、
という場所においていないと、
ターンをする前に相手に
自分の意図がわかってしまい、
ターンをした瞬間に奪われます。
ディフェンダーにとって
ターンする瞬間はねらい目の一つです。
だからこそ、
そのねらい目を外すためにも
次のプレーを読ませないために
まずはしっかりと
ボールをコントロール
することが重要になります。
一つ参考になるのが次の動画。
イニエスタ選手は一発目でボールをとめて、
次の瞬間には、体の動きだけで
前を向いています。
前を向きながら
左側の相手からボールを
見えないように体で
ボールを隠すように
ターンしているのは
とても参考になります。
このターンでは
一つ目でボールを
転がらないように
とめているので
身体の操作だけで
ターンが可能となっています。
じつは、イニエスタのターン
このパターン多いです。
基本通り、一つ目で
ボールコントロール
そして、二つ目で
先ほどと同じく
左足でボールをカバー
■サッカーのターンが上手くなるポイント
2.足の使い方をマスターする
次のサッカーのターンが
上手くなるためのポイントが
足の使い方をマスターする
ということ。
先ほど説明した
イニエスタのターン動画
がありましたが、
今度はこれを見てください。
どうでしたか、
先のイニエスタの動画と
場面は違うのですが
根本的には同じ足の使い方に
なっていると思います。
おそらく
イニエスタ選手にとって
この足の使い方は
マスターしきっていて
この足の使い方なら
相手の取られない
という絶対的な自信が
あるのだと思います。
■サッカーのターンが上手くなるポイント
3.プレーを想像する
単純に
友達とのパス交換練習での
ターンの反転練習だけでは
限界があります。
結局、試合中に
使えるターンにするためには
7番目の
「プレーを想像する」
ことが重要になってきます。
たとえば、サッカーの
試合中における場面で
ターンの種類を考えると、
- ボールを受けたときのターン
- 速攻を仕掛ける場合でのターン
- 相手の逆を突くためのターン
といった具合に、
ターンといえど
いろいろな種類がでてきます。
次に、いろいろなターンを
動画でみて学んでいきます。
前回、浮き球処理のコツの動画を
まとめてみたのですが、
やはり動画で普段の練習の技術が
試合中にどのように使われているのかが
わかるのはとてもいいということでした。
ということで、
今回も、バルセロナ対マジョルカの試合から、
ターンの場面を中心にまとめてみました。
今回もきっと、
プレーの想像力を
高めるためには
とてもいい教材だと思います。
小学生でも見てすぐ学べます。
★サッカー 反転ターンの実例動画:右足
<右足でトラップ・ターン>
キーパーからのパスを
相手が前でとりに来ているので
相手の逆をとり、
とめる場所を右足で前方にしている。
こんなプレーでも
子供の場合などは自分の前に
止めることしか知らないうちは、
平気で相手の向かってきている方に
トラップしてしまいます。
こんなプレーもあるということを
知るだけでプレーの幅は広がります。
★サッカー 反転ターンの実例動画:右インサイド
<右インサイドから右足アウトサイド>
センターバックと
サイドバックの間でのパスまわしの最中に、
相手の背後からスペースで
くさびのパスをもらって、
前を向く場面。
相手の裏から相手の前に入って、
約2mの距離を相手との間に
確保している。
前を向く速さを目で見て学びたいところ。
右足インサイドでとめて、
右足アウトサイドで前に出ていく場面。
この前に向くスピードが速いので、
約2mの距離感でも
前を向くには十分な距離となっている。
ターンがまごつく選手の場合、
この2mの距離がもっと必要になってしまう。
そのことを理解すると、ターンも早くなる。
★サッカー 反転ターンの実例動画:速攻時のターン
<速攻時のターン>
味方ディフェンダーからの
パスをボールを流すのではなく、
いったん左足で処理してから
右足に持ち替えてドリブルにいく。
ボールを流しながら受ける場合、
ディフェンスからすると、
その先のプレーが読みやすいのだが、
いったん左足でとめるので、
パスの選択肢も一瞬でるので
対応が一瞬ではあるが遅れる。
また、一瞬とまるので、
相手ディフェンダーは
一瞬気持ちの面で足がとまるが、
すぐにフルスピードのドリブルに入るので、
とても対応しずらい。
このドリブルに至るまでの
スピードを見習いたいところ。
そして、このターンのスピード感を
標準としたい。
通常の試合をみていると、
この左足でとめて
右足で持ち出すまでの時間が
1秒くらいかかる選手もいる。
その1秒が重大だということを気づいていない。。。