最近本部報告書などでよく見るサッカーの「反スポーツ行為」を整理してみました。 | 【子供サッカー.com】プレーを変えた先に上達がある

最近本部報告書などでよく見るサッカーの「反スポーツ行為」を整理してみました。

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最近、「反スポ」とサッカーの試合の本部報告で記載することや見かけることが多くなってきました。「反スポ」つまり、「反スポーツ行為」とはどんなことなのか。

おそらくほとんどの方がなんとなく使っているサッカーにおける「反スポーツ行為」というものを掘り下げたいと思います。

こういう言葉にかかわるものは「原点」に立ち返ることが一番いいです。

ということで、今回はサッカー競技規則 2023/24にて第一条から調査してみました。ぜひこの機会にこれを読んでくださっている皆様と「反スポーツ行為」とはなんなのかを共有できればと思います。

■第1条 競技のフィールド における「反スポーツ行為」

まずはじめにでてくるのが、■第1条 競技のフィールド です。
ここの「2. フィールドのマーキング」の項目で、

“競技者が競技のフィールドに許可されていないマークをつけた場合、反スポーツ的行為で警告されなければならない。試合中に審判がそれを見つけたならば、次にボールがアウトオブプレーになったとき、反則を行った競技者を警告しなければならない。”

ということで、まずはじめの「反スポーツ行為」が記載されています。これは、よくあるのがキーパーがゴールの中心の線を自分がわかりやすくするために足でマーキングするような行為です。

最近では人工芝のグランドも増えてこの行為をすることすらほぼ不可能となっていますが、昔は土のグランドで足で線を書くような人はよくいました。

かく言う私もやったことがあります。いまなら反スポーツ行為です。

■第5条 主審 における「反スポーツ行為」

次に出てくるのが、■第5条 主審 の項目の 3. 職権と任務 の部分。
負傷に関する記載がいくつかあるのですが、その中で、

“主審がメディカルスタッフまたは担架搬送者の競技のフィールドへの入場を認めた場合、競技者は、担架に乗って、または歩いて、競技のフィールドから離れなければならない。競技者が拒んだならば、反スポーツ的行為で警告されなければならない。”

という部分があります。メディカルスタッフ、または担架を呼ぶような状況であったのに、、フィールドから離れることを拒んだとしたら、「反スポーツ行為」ということです。実は痛がっていたふりをしていたのでは? などの観点からも、これは妥当といえる処置でしょう。

■第12条 ファウルと不正行為 における「反スポーツ行為」

次が、■第12条 ファウルと不正行為 の項目。この中で、「3. 懲戒処置」があるのですが、この中のアドバンテージの項目で、

“アドバンテージ
警告や退場となるべき反則に対して主審がアドバンテージを適用したとき、この警告や退場処置は、次にボールがアウトオブプレーになったときに行われなければならない。しかしながら、反則が相手チームの決定的得点の機会を阻止するものであった場合、競技者は、反スポーツ的行為で警告され、反則が大きなチャンスとなる攻撃を妨害または阻止したものであった場合、警告されない。”

ここで記載のあるとおり、

〇反則が相手チームの決定的得点の機会を阻止するものであった場合

→競技者は、反スポーツ的行為で警告

〇反則が大きなチャンスとなる攻撃を妨害または阻止したものであった場合

→警告されない

この「警告されない」となっていることは 少し注意が必要です。

おそらく、決定的得点の機会を阻止するもの反則がおこなわれたのにアドバンテージを取って様子を見たら、そのまま得点が入れば、相手にイエローを出して、攻撃チームは納得すると思いますが、得点できなかった場合、決定的得点の機会を阻止したとして、攻撃側のチームの異論が出てきそうな場面です。

同じ条文内で、

”フリーキックで罰せられる反則を行い、全体的にその反則を行った競技者のゴールに向かって動いている相手競技者の得点または決定的な得点の機会を阻止する”

といった場合は即退場となってます。

なので、いわゆる決定的な場面で、「フリーキックで罰せられる反則」が行われた場合は、よっぽどアドバンテージをとった結果、ほぼ確実に得点が取れるという状況でもない限り、攻撃側にフリーキックを与え、守備側の該当の選手を退場させるというのが妥当な判断なのだろうと思います。

このあたりは主審をやっていて難しい場面ではありますが、毅然と対応したいところです。

■12条内 における「反スポーツ的行為に対する警告」に関する条文

また、この同じ12条内に
反スポーツ的行為に対する警告が掲載されています。内容を要約すると
つぎの6点となります。

<反スポーツ的行為に対する警告>

1.負傷したふり、ファウルされたふりをする

2.直接フリーキックとなる反則を無謀に行う。
→最近は、この「直接フリーキックとなる反則を無謀に行う。」という項目に対して本部報告書などに「反スポ」と記載することが多いと感じます

3.相手の大きなチャンスとなる攻撃をハンドで防ぐ
☆注1→相手に普通にボールにチャレンジして、はからずも転ばせたり、手に当たってPKとなった場合は除かれる

☆注2→上記の場合でも、「決定的なチャンス」をハンドもしくはトリッピングなどで結果的に防いだ場合はPKとなったとしても警告。

  ☆注3→ペナルティ以外でも、大チャンスにつながるような場面をハンドで防いだら警告

4.試合にとってリスペクトにかける行為を行った場合

☆審判に対しての「言葉または行動による異議」も警告の対象です。ただ、社会人の試合などではいきなり警告をだすのではなく、言葉で注意をして、それでも何度も繰り返す場合は警告をだす、といったような対応が私は良いと考えます。お互い気持ちよく試合を終えたいですからね。

5.ゴールキック・フリーキックの際にルールの裏を書いてGKにバックパスをした場合

(フリーキックやゴールキックのときも含め)ゴールキーパーが手でボールに触れる触れないにかかわらず、競技規則の裏をかいて、頭、胸、膝などを用いボールがゴールキーパーにパスできるよう意図的なトリックを企てる。ゴールキーパーが意図的なトリックを企てていたならば、ゴールキーパーが罰せられる。

これは文章だけでは、わけわからないと思います。JFAのHPに掲載のある動画をみるのが早いです。
わたしはこれが警告になると、理解していませんでした。

この規則は、フリーキックやゴールキックの場合に、味方選手がゴールキーパーに直接手でボールを扱わせるために、頭、胸、膝などを使ってゴールキーパーにパスする行為は、バックパス規則(キーパーが手でボールを扱えない規則)を回避するための意図的なトリックとみなされるためにできています。
この場合の処置は以下のとおりです:

  • 相手チームに間接フリーキックが与えられます
  • 違反が発生した場所から再開します
  • 違反したゴールキーパーはイエローカード(警告)の対象となります

6.物(ボール)を無謀になげても反スポーツ行為

→怒りに任せて相手にボールを無謀に投げつけたら、警告。過剰な力を用いたら、乱暴な行為として退場です。

■第15条 スローイン における「反スポーツ行為」

ここで最後の「反スポーツ行為」が出てきます。
スローインの際に2m以内にはいって相手を惑わすようなことをした場合に反スポーツ行為となります。

小学生の審判をやると、こういった行為が出てくる可能性があります。
小学生相手の場合は教えてあげるといいですね。

■サッカー「反スポーツ行為」のまとめ

今回、JFAの競技規則にそって「反スポーツ行為」をまとめてみました。いわゆる最近よく本部報告書などで書かれる「反スポーツ行為」はほとんど、

「直接フリーキックとなる反則を無謀に行う。」

かなと感じました。

わたしは律儀に、「ハンド」とか、「トリッピング」「プッシング」などなどと記載の必要があるのではとすこし思っていたのですが、この「直接フリーキックとなる反則を無謀に行う」ことをまとめえて「反スポーツ行為」と定義されているのがわかったので、私なりには納得できました。

これを読んでくださってる方の参考になればと思います。なお、今回、あらためて精査していたら、JFAのほうでわかりやすい事例の動画を挙げていることがわかったので引用させていただいています。皆様の理解の助けになればと思います。

☆審判のツボ☆

1、スローインはオフサイド? 足の位置?
2、ゴールキック
3、ペナルティキック
4、キーパーチャージ
5、他の試合でプレーがとまっちゃった!
6、キーパーチャージ
7、フリーキック距離とセンターサークル
8、空気圧しってますか?
9、最低限の競技者の数しってますか?
10、サッカー間接フリーキック注意点
11、オフサイド?警告か?退場か?
12、同時に2つ以上の反則を犯したら?
13、用具を正すために、フィールドを離れたら?
14、PKどっちサイドで行う?
15、キックオフ、相手陣内に入っていいの?
16、全部知ってる?反スポーツ行為とは?

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