キーパーチャージ|小学生の審判やるなら知っておきたいルール・競技規則

ゴールキーパーに挑んでいけない?

サッカーで審判・・・
日ごろ、自分のサッカーや、子供のサッカーで、審判を頼まれることがあると思います。

そんなとき、サッカーの審判に関する知識を少し、もっておくとおもしろく審判ができます。

とくに、小学生のサッカーの試合で審判をやる機会のあるお父さん方には、とくに知っておいて欲しいところです。

ちょっと、勉強しておいて小学生たちに、サッカーの審判のウンチクをたれてみましょう(笑)

今日はそんな審判に関する内容の4回目です。

今回は、『ゴールキーパーに挑んではいけないとき』を学びます。

ゴールキーパーに関する競技規則

さて、まずは、ゴールキーパーに関する競技規則をみてみましょう。

『ゴールキーパーが、手でボールを保持しているときは、相手競技者は、ゴールキーパーに挑むことができない』

(ガイドライン 第12条 ファールと不正行為)

重要なキーパーに対するポイント

『キーパーと選手の接触プレー』というのは、サッカーで審判をするにあたり、審判を行うと、結構、実際におこるときに判断の難しくなる困ったファールです。

大人のサッカーの試合で審判をしていても、このファールは結構頻発します。

いわゆる昔は『キーパーチャージ』とよばれたものです。1997年以前は『ゴールエリア内でのGKに対する一切のチャージを禁じる』という表現で、『キーパーチャージ』が存在しましたが、1997年の競技規則の改正でこの表現は削除されています。

いまは、『ゴールキーパーが、手でボールを保持しているときは、相手競技者は、ゴールキーパーに挑むことができない』という競技規則に集約されます。


漠然と、キーパーにチャージしてはいけないと思っている方も多いと思うのですが、ちゃんと、規則化されているのです。

『キーパーがボールを保持しているときに』

という文言が、かなりポイントです。

『今のは、キーパーはもっていないからキーパーチャージでない!!』

などと、プレーヤーから声があがることもあります。

しかし、ここは、審判ですから、冷静に、自分の判断でとりしきりましょう!

地面に転がっているボールを手で押さえていたら?

地面に転がっているボールを手で押さえているような場合は、どうなるのでしょうか?

競技規則には、下記の記載があります。

『ボールがゴールキーパーの手と他のもの(例えば、グランド、自分の体)との間にあるとき、ボールに手または腕のいずれかの部分で触れているとき。』

以上の場合は、ゴールキーパーがボールをコントロールしていると判断されるのです。



つまりこのときに、ゴールキーパーに挑んではいけないのです。

小学生の試合で注意したいこと

小学生の低学年では、ゴール前では、攻撃側選手と守備側選手がかなり、入り乱れるので注意が必要です。

週末にサッカーの審判を頼まれた
お父さん!!

注意が必要です。よーく、観察しましょう!!

低学年では、

『キーパーが持ったら、いどんではダメですよ。』

と、声をかけてあげましょう!!

キーパーチャージにたいしても、厳密に反則を取っていくことでキーパーに対する危険なプレーも減っていくと思います。

たかが、サッカーの審判ですが、ウンチクを身につけて、楽しみましょう!

☆審判のツボ☆

1、スローイン
2、ゴールキック
3、ペナルティキック
4、キーパーチャージ
5、他の試合でプレーがとまっちゃった!
6、キーパーチャージ
7、フリーキック距離とセンターサークルの関係
8、空気圧しってますか?
9、最低限の競技者の数しってますか?
10、サッカー間接フリーキック|小学生審判、確認しておきたいこと①
11、オフサイド?警告か?退場か?